★超初心者・MIDI/DTM入門講座★

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<サンプルで将来的展望を知ろう>

 前回までの内容でごく大まかながらどのようにして曲の伴奏が作られていくのかという流れがなんとなく見えてきたのではないかと思います。実際にはこんな簡単に物事が進むわけではなく、1つ1つの音のデータについて実に根気のいる修正作業を行うのですが、それは発展的テクニックとしてこの先解説していきます。

 ここで息抜きをかねてちょっとサンプルを見ていただきましょう。
 手前味噌で恐縮なのですが、皆さんが今この講座で使っているのと全く同じ制作環境で私自身が作った(既成曲のカバーです)実例を見て(聞いて)みてください。

 まずこちらは「Midiデータ」そのものです。皆さんのパソコンの「Windows内蔵音源」がこのMidiデータにより音をだします。Midiだけであり鳴るのは皆さんのPC内臓音源ですからエフェクトもなく生楽器やボーカルもありません。


Midi データ(右クリックからダウンロード:SMF Midi File 59.75 Kbytes)
(Midiデータはネット上では送信エラーを起こし正しく再生されないことがありますのでDominoで直接再生されることをお勧めします)
Domino専用ファイル(.dms:54.03 Kbytes)

 実はすでにここまでのものは皆さんにも作れる段階に来ているのです。
 前回までに覚えた「DOMINO」の操作によりトラックごとに複数の楽器を割り当て、それぞれに音符のデータを入力してトラックごとの音量バランスを取ればよいのです。

 もちろん「べた打ち」ではなく音のデータには色々と細かい編集がなされており、「パン(音が左右どちらから聞こえるか)」や「ピッチベンド(音が無段階に連続変化するもの)」など今の段階ではまだこのサイトで解説していないことも含まれていますが、基本は同じなのです。

 こちらは上の「MidiデータDominoで作成)」を「Music Studio Producer」というDAWソフトにSMF(Standard Midi File)形式で読み込ませ、Midiをオーディオトラックに「録音」してから一部生のギター演奏と歌を録音し、全体の音量バランスを取ってミックスダウンしたものです。ネットの画像検索で拾い集めた写真をスライドショー的に背景に流してますが、これは「Windows Movie Maker」によるものです。

 その他の実例については左のメニューの上にある「Youtubeチャンネル」にありますのでもし興味がありましたらいつくか聞いてみてください。(コメントや5つ★も大歓迎です(笑))

 今このサイトで学ばれていることの延長にどういうことができるようになるのかをイメージしていただくために例を示しました。次のページからはまた皆さんが自らの手でDOMINOを操作して、前回のデータに手を加えていくことにしましょう。



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