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★扇を描く★

イラストレータで純日本風の「扇」を描いてみましょう

     新規書類(680x480)を開きます。 「Smart Guide」はオンにしておいて下さい。
 長方形ツールで画面をクリックし「w10mm x h65mm」の寸法を入力します。できた長方形を移動ツールで「Alt」キーを押しながら下へ複製し、下の長方形の幅を「Free Transform Tool(自由変形ツール)」で狭めます。このとき「Alt」キーを押しながら左の辺を右に移動させると右側の辺も自動的に左に移動しますので長方形の中心がずれません。

 下の幅の狭い長方形の先端(一番下)にを描きます。Smart Guide がオンになっていますから、著方形の左下角から描き始めカーソルを長方形右の辺に合わせて円の直径と長方形の幅を正確に一致させます。長方形と円はパスファインダーでマージします。

 長方形の中央に一旦カーソルを合わせそのまま垂直に少しあがった位置から「Shift + Alf」キーを押しながら小さな円を描きます。これが「扇」の要になります。
 もし今まで描いた図形の中心がずれている場合は、「Align(整列)」を使って縦の中心を合わせておいて下さい。

   上の大きな長方形の下2つのアンカーポイントだけをダイレクトツール(白矢印)で選択し、そのまま自由変形ツールに持ち替え「Alt」キーを押しながら左のアンカーポイントをやや右に移動させます。すると右側のアンカーポイントも自動的に内側に寄り、長方形が逆台形になります。

 着色に入ります。
 上の長方形(わずかに逆台形)を選択し、ツールボックスの「塗り」を前に出してからグラデーションツールダブルクリックします。グラデーションパレットをクリックすると一旦白黒のグラデーションになりますが、左右の色を好みに設定してください。Swatchを開いておき、そこから好きな色をグラデーションスライダの正方形にドラッグすると簡単です。ここでは日本風の2色を選び約45度程度の角度で適用しています。グラデーションは好みに合わせて自由にアレンジしてください。

 下の長方形には明るい茶色を適用し、上下とも「線なし」に設定します。

 すべてのオブジェクトを選択し、グループ化(Ctrl+G)したのち、「Effect(効果)>Stylize(スタイル)>Drop Shadow(ドロップシャドー)」をほんのかすかにかけます。例では「Mode=Multiply, Opacity=75%, X Offset=-0.2mm, Y Offset=0mm」というパラメータです。

 回転ツールを選び、回転軸として要の円の中心を設定します。そして図形の一番上あたりをつかんで「Alt」キーを押しながら時計回り方向に少し動かします。

 あとは「Ctrl+D」を押すたびに同じ回転軸、同じ角度で次々とコピーされていきますので好みに応じた扇の開きになるまで複製してください。それからすべてのバーツを選択し「Ctrl+G」でグループ化します。

 次に扇を水平にします。
 扇の左上から右に向け水平の線を直線ツールで(Shiftキーを押しながら)引きます。
 この線を目安に扇の水平を合わせます。扇を選択してから回転ツールを選び、回転軸を扇の左先端と水平線の接点にして、扇の右先端をつかんで水平線に持って行きます。これで扇が水平になりました。基準として水平線は削除してかまいません。

 これで扇が完成です。あとは自由にアレンジしてください。サンプルはイラストレータに最初からついているブラシやシンボルを適当に散りばめ、描画モードや不透明度を適宜調整したものです。「扇」という文字はフリーフォントからダウンロードしました。背景の舞妓の写真は「Google画像検索」から拾ってきて不透明度を下げて配置してあります。

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